怒りのメガトンパンチ再び! 『キングコング髑髏島の巨神 』 ネタバレ感想

怒りのメガトンパンチ再び! 『キングコング髑髏島の巨神 』 ネタバレ感想





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2020年にゴジラとの激突が運命づけられている新たなキングコングの映画

キングコング髑髏島の巨神

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◎予告編


◎メイキング



 この映画を公開初日にシネマサンシャイン沼津にて3D4DXで見てきました

<ストーリー>

 ベトナム戦争も終結を迎えつつあった1973年ー
 研究機関モナークは、太平洋に浮かぶ人跡未踏の孤島“髑髏島”に軍隊や学者からなる調査隊を派遣する。
 嵐を超えて島に乗り込んだ調査隊が見たのは無数の怪獣たちと巨大な守護神キングコングだった・・・・!



<感想>

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立派なお髭のジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督
最高と興奮の大怪獣映画をありがとう!
 

 
 こんな面白いキングコングの映画に出会えるとは!!
 これまで何度(『北京原人の逆襲』など亜流作品も含め)も制作されてきたキングコング映画ですが現時点で“大傑作!”と呼べる映画が誕生しました。
 史上最もド迫力のキングコングと次々と現れる怪獣たちの勇姿と激闘に興奮は映画のラストまでノンストップ!

 映画は1944年の太平洋戦争中からはじまります。 戦闘の末、共に髑髏島に不時着した日米の戦闘機パイロット。島に不時着後も戦いを続ける2人ですが、突然彼らの前に鼻息を鳴らしながら巨大な怪物が現われた!怪物は当然キングコングですが登場シーンがド迫力で、ここで映画に引き込まれてしまいました。

 ここから時は約30年経過し1973年のベトナム戦争が終結直前の時代
 元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)のコンラッド、米軍のバッカード大佐率いるヘリ部隊「スカイデビルズ」、勝手についてきた女性従軍カメラマンのウィーバーらはアメリカの特殊研究機関『モナーク』の依頼で南太平洋の人跡未踏の孤島“髑髏島”の調査に同行することになります。このモナークは2014年のハリウッド版ゴジラでは芹沢猪四郎博士が所属していたモナークと同じ組織です。この映画ではトルーマン大統領時代(1950年代前半?)に結成されたものの、1973年の時点では組織の存続が危ぶまれるほど厳しい状態だったようですね。ハリウッド版ゴジラの時代(現代)では研究機関として確固たる存在でしたから髑髏島があって本当に良かった!

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主人公のジェームス・コンラッド(トム・ヒドルストン)とヒロインのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)

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ヘリ部隊「スカイデビルズ」を率いるバッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)
 
いよいよ輸送艦から飛び立った調査隊を乗せたバッカード大佐率いるヘリ部隊は守るかのように島の周囲を取り巻く嵐の地帯を超えると、ついに髑髏島に突入しました。島に着いた調査隊はヘリからサイズミックチャージを投下してデータの測定を行いますがやっていることは爆弾を落としているのと一緒!突然の爆弾に逃げ惑う髑髏島の動物たち、投下しながら笑顔を見せる兵士たち、嗚呼戦争って軍隊って恐ろしい!

 もはや楽しむようにサイズミックチャージを投下していたへりに突然大木が投げつけられ墜落!
 予期せぬ事態に驚くヘリ部隊の眼前に現れたのは・・・・・・!

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キングコング 怒りのメガトンパンチ!  

 身長30メートルを超える巨大なゴリラ・キングコングでした!
 すぐさまコングを取り囲んで集中攻撃をするヘリ部隊。しかし絶え間なく撃ち込まれる機銃に怯まないどころか圧倒的なパワーで次々とヘリを墜落させていくコング!な・・・なんて強さだ・・・こんなキングコングははじめて見るぞ!
 なお大佐のヘリ部隊のヘリコプターは、1976年の『キングコング』でニューヨークの今は無い世界貿易センタービルに登ったコングを倒したヘリ部隊のヘリと同じ機種らしいですが、あの時には4期ぐらいのヘリに敗北したコングが、今は10機ぐらいを圧倒させている。この戦闘シーンは人間がやられているのに興奮とカタルシスを感じました!
強い!強いぞキングコング!!

 すべてのへりがコングに落とされて生存者はコンラッドのグループと大佐のグループに分断されてしまい、お互いの消息もわからないまま髑髏島でのサバイバルがスタート。
 さっそく大佐組が髑髏島の恐怖の洗礼を受けます。竹藪を移動中クモ怪獣「バンブー スパイダー」の襲撃。スパイダーはクモの糸と長い8本の脚を槍のように突いてきます。それしても脚で突き刺された犠牲者の姿がカルトホラー『食人族』の突き刺し死体そのまんまの姿になっていたのには笑いました。ロバーツ監督は絶対に狙ってましたね!
 
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髑髏島の癒し怪獣スケル・バッファロー

 一方のコンラッド組は沼地で水牛怪獣「スケル・バッファロー」と遭遇。幸いなことにバッファローは体はデカいがおとなしい怪獣らしく襲ってはきませんでした。以後は登場の度に場を和ませるような癒しの怪獣となっていきます。
 さらに進むと、コンラッドたちは原住民の皆さんに取り囲まれてしまいます。このまま『グリーン・インフェルノ』かと危惧していたら、どう見ても西洋人の老人が現われて原住民を説得しコンラッドたちを助けます。老人の正体は、冒頭で髑髏島に不時着した米軍パイロットのマーロウ、なんとあの日から小野田寛郎さんのように終戦を知らずに髑髏島でずっと生活していたのでした。同じように不時着した日本軍パイロットの碇軍平さんとは和解し今までよき友として共に暮らしてたものの碇さんは死去してました。これは残念、碇さんが生きてれば日本の芸達者のベテラン俳優(例えば柄本明さんとか)が映画に出演してたかも・・・・ 
 マーロウの説明によると、コングはこの髑髏島の守護神で島の平和を乱すものには猛然と戦いを挑むらしいとのこと。それを考えるとコングが調査隊のヘリに攻撃してきたのも合点がいきます。調査とはいえ島に爆弾を落としていたんですからね、コングから見たら調査隊は島を破壊する悪者に見えたのでしょう。

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硬派なヒーローとなったキングコング 

 キングコングのキャラクターがよくわかる場面として、原住民の集落を夢中で取材していたウィーバーが近くの水辺で墜落したヘリの下敷きになって難儀しているスケル・バッファローを発見。助けようとするが如何せん女性ひとりの力ではヘリは動きません。すると、そこへコングが現われてヘリを手で持ち上げて無事にスケル・バッファローを救い出しました。ここでコングとウィーバーは目が合ってしまい今までのコング映画だったらヒロインはさらわれてしまいますが、この映画は違いました。コングはウィーバーの存在は確認したものの特に何もせずにヘリの残骸も持って黙って立ち去ります。これは僕にとっては衝撃的でした、このキングコングは今までのコングとは全く違う!髑髏島の守護神としての責務を全うする硬派なヒーロー怪獣なんだ!
 僕(というかたぶん観客全員)のキングコングへの一気に急上昇していきました!

 また、マーロウの話ではコング以外に、コングの天敵である凶暴な怪獣「スカル・クローラー」、そしてその親分「スカル・デビル」の存在を話します。実はコングの親はこのスカル・デビルによって殺されたとのこと、 あの圧倒的パワーを見せつけたコングを倒した怪獣がいるとは!(まあ後で出てくるのでしょうな!)

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キングコングVSリバー・デビル

 同じ頃、コンラッドにグループにも大佐のグループにも再会できずに1人で放浪する大佐の部下チャップマンは水辺でヘリの機銃で受けた傷も水で洗うコングと遭遇。身を隠しながら伺っていると水中から突然何本もの触手がコングに絡みついてきました。そいつはイカかタコ型の怪獣「リバー・デビル」触手でコングを水中に引きずり込んでいこうとしますが、やっぱりコングの方が強くて返り討ちにされてしまう。ところでコングがデビルにトドメの一撃を叩き込んだ時にデビルは黒いスミを吐き出しており演出の細かさに感心。なおコングが試しに食った触手が美味しかったようで、デビルをお持ち帰りするコングには笑ってしまいました。 
 
 森に戻ったチャップマンは倒木に寄り掛かったところ、なんと倒木が動いた!倒木と思っていたそれは木に擬態していた巨大なナナフシ「スポア・マンティス」でした。ギョッとするチャップマンですがマンティスはカサカサと立ち去っていきました。ホッとする彼でしたが直後に横からスカル・クローラーが・・・・!
 
 一方コンラッドたちは、故郷に帰るためにマーロウが亡き碇さんと製作した脱出艇「グレイ・フォックス号」に乗って川下り。このまま安全に島を脱出・・・・と思ったら仲間のひとりが巨大怪鳥「サイコ・バルチャー」の群れに襲われ犠牲に! 
 この調子でこの映画では休む暇なく次々と新しい怪獣が出てきました。本当に飽きが来ない映画でしたね。

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髑髏島に30年近く住んでいたハンク・マーロウ(ジョン・C・ライリー)
その腰に亡き盟友・碇軍平の日本刀

 ついにコンラッドたちは大佐のグループと合流、ひとり行方不明のチャップマンを探しに向かいますが、マーロウ曰くコングの家族という巨大なガイコツが2体放置された空き地で一行はスカル・クローラーの襲撃に合います。全員で応戦し(マーロウは碇さんの形見の日本刀で戦うのはかっこよかった!)最後はコンラッドの機転でクローラーを倒しますが、クローラーの口からチャップマンのドックタグをした死体が出てきました・・・・この死体はチャップマンには悪いけどちょっと気持ち悪かったですね。

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部下の仇キングコングと対峙したバッカード大佐でしたが・・・・
 
 もう島から脱出しようするコンラッドとは反対に、部下を殺したコングに復讐するため島にと留まろうとするバッカード大佐。
 大佐は生き残った部下と共にコングをおびき寄せて倒すことを決意します。
 大佐が起こした炎が辺り一面に広がる中で対峙するキングコングとバッカード大佐。いよいよ両者の決戦がはじまる・・・と思われたが、ここでスカル・クローラーの親玉スカル・デビルが突如出現!思わぬデビル登場で大混乱の中でコングが降り下ろした拳が大佐に直撃して死亡。ええー!バッカード大佐が、ニック・フュリーが、サミュエル・L・ジャクソンがこんなあっさりと死ぬなんて!できれば最終的にコングと共闘して最後まで生き残ってほしかった・・・・

 生き残ったコンラッドたちは追いかけてくるスカル・デビルから逃れようと走るがこのままでは追いつかれる、ここで兵士の1人が手榴弾を身体に巻き付け自分を犠牲に自爆攻撃しようとするが、無情にもデビルは尻尾で兵士を跳ね飛ばして犬死に・・・。ここはギャッグっぽいシーンでしたが見てて悲しくなりました。
 もはやこれまでという場面でキングコング到着、ついにキングコングVSスカル・デビルの南海の大決闘がはじまった!
 一進一退の攻防でぶつかり合う両者、この怪獣同士の攻防は2014年のゴジラVSムートーよりもはるかに迫力があり手に汗に握るかのように興奮しました。がんばれコング!倒せコング!

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南海の大決闘! キングコングVSスカル・デビル

 コングを援護するためコンラッドたちはデビルに銃撃、ここで今までまったく見せ場が無かったモナークのアジア系女性博士がグレイフォックス号に付いていた機銃を乱射してはじめて活躍。ウィーバーも信号弾をデビルの眼に銃撃。戦いの形勢が自分に向き始めたコングは島に流れ着いた沈没船のスクリューを手に巻き付けるとデビルに文字通りのススクリューアッパー!そして大木を抜き取るとバットのようにしてデビルの顔面へフルスイング殴打!
 ついにスカル・デビルを倒したキングコングは勝ち誇るように仁王立ちでコンラッドたちを見送るのだった・・・・・
 それにしても最初から最後までキングコングはかっこよかったですね!

 そして、この映画で最大の衝撃はエンディングでした。
 約30年ぶりにアメリカに帰国して家族と感動の再会をはたしたマーロウとは別に、コンラッドとウィーバーは帰国後に取調室に閉じ込められてしまいます。戸惑うふたりの前に現われたのは島にも同行したモナークの博士。博士は髑髏島以外にも怪獣は存在すると話し、洞窟の壁に描かれた壁画の写真を見せました。
 その壁画に描かれていたのは・・・・・

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ゴジラ

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モスラ

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ラドン

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キングギドラ

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おまけのゴジラ&モスラ&ラドンVSキングギドラの壁画も!

 写真を見て困惑するコンラッドとウィーバーの姿の後にハリウッド版ゴジラの咆哮が響いて映画は終了しました。

 ちょっとこれは・・・・キングコングの映画を見たのに衝撃はすべてゴジラたちに持ってかれちゃいましたね。
 なにはともあれ、今回のキングコングの映画は、今までのキングコング映画の中で最も面白く興奮するものがありました。なによりも硬派でヒーローなキングコングがカッコよかったですね。
 このコングが後にゴジラと激突するんですよね。キングギドラ、モスラ、ラドンのハリウッドデビューを映画で公表されましたし、これからのハリウッド怪獣映画に今後も期待したい!


 




 
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