ハリウッド版攻殻機動隊 『ゴースト・イン・ザ・ シェル』 感想

ハリウッド版攻殻機動隊 『ゴースト・イン・ザ・ シェル』 感想





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 日本の傑作SFアニメ『攻殻機動隊』をハリウッドが実写映画化したSF映画、

ゴースト・イン・ザ・ シェル

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◎予告編


 静岡市内の映画館シネシティザードにて日本語吹き替え版で見てきました。
 アニメ版と同じ声優さん(荒巻課長以外)だったので良かった!

<ストーリー>

 2069年、ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(サイボーグ化)することを可能となった近未来。
 脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。そんな最中、ハンカ・ロボティックス社を狙うサイバーテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。やがて、本当の自分の記憶と自身の驚くべき過去と向き合うことになる・・・・。


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<感想>

 士郎正宗先生の原作コミックではじまり、押井守監督の劇場版アニメで世界に広がった『攻殻機動隊』
 とは言え僕自身は2000年代のTVアニメ『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』で攻殻機動隊を知りました。TVアニメ版は面白かったので熱中して見ましたが、押井監督の劇場版アニメは哲学的で難解でしたね。

 その攻殻機動隊がハリウッドで実写映画となりました。ただ、先に公開されたアメリカ本国の方の興行収入げ芳しくなかったというニュースもあって見る前は少し不安を感じていました。

 そして見終わっての感想ですが、ちゃんと・・・とまでは言えませんができる限りにしっかり攻殻機動隊でした!
 いや、攻殻機動隊といえば攻殻機動隊でしたが、僕が知っている攻殻機動隊とはまた違う攻殻機動隊でしたね。アニメ版の名シーンである「ビルの屋上から光学迷彩でダイブし突入」が実写で再現されていたのは感動しました
  映画のいたるところに押井監督の劇場アニメ版やTVアニメ版に対する敬意もあって良かったです。

 主人公のスカーレット・ヨハンソン演じる少佐 さすがに『アベンジャーズ』シリーズでの活躍もあるだけにアクションはバッチリ!
 しかしアニメ版でお馴染みの光学迷彩での突入シーンで、アニメでは筋肉はあるがスレンダーな体形が少佐のイメージなんですが、スカヨハ少佐の光学迷彩姿はややゴツい筋肉質な体形だったから、あの身体が突入してきた時には「ええ!?」と声を上げてしまいました。
 そして、アニメ版とかなり違っていたのはそのキャラクター。アニメだと姉御肌でカッコよさもあるクールな女性だったんですが、今回のハリウッド版だと過去の記憶を失っているせいか常に不安と葛藤を抱えた陰のある女性だったので驚きました。また、アニメだと現場指揮官として公安9課を率いていましたがハリウッド版では現場で指揮する場面はまったくありませんでした。なんだかエヴァンゲリオンの綾波レイっぽい部分があったなあ。

 少佐の上司で荒巻課長を演じていたのはビートたけしさん。これも荒巻さんのキャラクターはアニメと同じでしたが雰囲気は違いました。アニメの荒巻課長は細身の体形で老紳士な雰囲気でしたがたけしさんの荒巻課長はゴツイ体形で雰囲気はアウトレイジな親分でした。アニメ版ではあまりなかった荒巻課長のアクションシーンが映画ではあり、暗殺集団を1人で返り討ちするたけしさんの荒巻課長はかっこよかった。
 他にバトーやトグサなど公安9課のメンバーはアニメの雰囲気に近くて良かったですね。ただバトー以外は出番も少なく見せ場も無かったな。バトーも最初は義眼でないので不思議に感じましたが、その後の事件で眼を負傷してちゃんと義眼になりましたね。義眼の高性能ぶり(ズームイン・透視など)に子供のようにはしゃぐバトーはちょっと可愛かった。

 映画の内容は過去のアニメ版の「電脳化とは?」「ネットワークとは?」「義体とは?」「サイボーグとは?」といった哲学的な部分は薄まっており、少佐が事件を追いながら失われた自分の記憶と向き合っていく「自分探し」という分かり易い展開になっていたので僕ら観客は物語に集中できました。しかし、攻殻機動隊の大ファンの方などは「よくあるSFアクション映画」のようになってしまったハリウッド版攻殻機動隊に大きな不満を感じてしまうかもしれませんね。

 僕は少佐の魅力が十分に表現されていたし(キャラは違うが)、この映画はこの映画で良かったと思います。ラストは再び屋上からのダイブシーンですが少佐の顔が冒頭の不安気な表情からアニメ版の“草薙素子”の表情に近づき、今後に続編を感じさせましたがどうなるか・・・・・僕は続編を見たいです。




  
 
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