笑って、泣いて、『君の名は。』 ネタバレ感想

笑って、泣いて、『君の名は。』 ネタバレ感想





kimina17073101.jpg


映画公開から1年経って見て・・・・心に響いた!

 2016年に大ヒットした新海誠監督のアニメ映画

君の名は。 

kimina17080101.jpg

kimina17080107.jpg


kimina17080102.jpg






 レンタルがはじまってやっと見ました。

<ストーリー>

 1000年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。
 山深い田舎町に暮らす少女・三葉はある日から、自分が少年になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは憧れた大都会・東京の街並み。少年の姿の三葉は夢に見た東京での生活を戸惑いながらも体験する。
 一方、東京で暮らす少年・瀧は、自分が少女となって行ったこともない山奥の町で生活する夢を見はじめる。
 不思議な夢を繰り返すうちに三葉と瀧は自分たちが何度も入れ替わっていることに気づく。
 お互いの存在に気づいた2人は、入れ替わった時の記憶をノートやスマホに記録して連絡し合ったりと交流をはじめる・・・。


<感想>

 去年の夏に大阪の映画館で『シン・ゴジラ』(2回目)を見た時に予告編で流れたのがこの映画でした。巨大スクリーンだったこともあり美しい彗星や東京の街並みといった映像と疾走感のあるRADWIMPSの主題歌「前前前世」に圧倒されましたが、なかなか映画館で見に行く機会がつくれずにここまで来てしまいました。(新海誠監督ごめんなさい)

kimina17080508.jpg
左から長澤まさみさん(奥寺役)、神木隆之介さん(瀧役)、上白石萌音さん(三葉役)、新海誠監督
 
 主人公2人が入れ替わる以外はほとんど内容を知らずに見たんですが、なんだよこれ!スゲェ面白いじゃないか!
 そして何度か目頭が熱くなりました。いやぁ~映画っていいものですね・・・と亡き水野さんの名言を呟いてしまうほどに『君の名は。』は僕の中で大きく響き渡りました。
 嗚呼なんてことだ、なんでこの映画を映画館で見なかったんだ!(今年最大の後悔)

kimina17080103.jpg
kimina17080104.jpg
私たち(俺たち)入れ替わってる!

 テレビや雑誌ではSF要素の入ったラブストーリーと大々的に紹介されて、僕も最初そういう部分が受けて大ヒットしたのだろうと思いっていました。前半は三葉と瀧がお互いが入れ替わったことによる驚きと戸惑い、いつもと違う三葉と瀧の雰囲気に不思議がる周囲の人(三葉の妹・四葉の反応が面白い)徐々に入れ替わった状況を楽しみはじめ、2人はノートやスマホや身体に文字を書いて連絡し合いコミュニケーションをとりはじめます。しかし、入れ替わりを満喫し過ぎて相手に対してありがた迷惑なことして周囲に誤解を招き、入れ替わりが戻った後は誤解を解くのに一苦労してしまい「あのヤロー余計なことしやがって!」とノートやスマホなどを通じて大喧嘩を繰り広げることを。そんな不思議な日々をRADWIMPSの「前前前世」をバックに描かれるシーンは面白くて声を上げて笑っていしまいました。

kimina17080105.jpg
三葉の故郷で三葉の友達たちと触れ合う三葉の姿をした瀧

kimina17080106.jpg
東京で瀧の友達たちと触れ合う瀧の姿をした三葉

 しかし、ある日を境に2人の入れ替わりは止まってしまいます。
 ここから物語は瀧だけの視点となり、三葉への想いを胸に瀧は記憶と自分で描いた三葉の故郷の風景画を頼りに三葉に直接会いに行くことを決心します。
 三葉の故郷は糸守町と判明しますが衝撃の事実が待ってました。糸守町は3年前に彗星の影響て起きた隕石災害で町全体が壊滅し、災害の犠牲者名簿に三葉の名前を見つけてしまいました。愕然とする瀧、今まで自分と入れ替わっていた三葉は今もう亡くなっていて、自分と三葉との交流も3年のタイムラグがあったのです。前半の雰囲気を打ち消すような思わぬ展開にゾッとするものを感じてきますが、これは僕が大好きなストーリーのパターンではないか!この辺りから僕は『君の名は。』の世界に引き込まれていきました。

 入れ替わりあってた頃、三葉(見た目は瀧)は瀧が憧れるバイト先の先輩・奥寺さんと仲良くなりデートの約束を手にします。そのデート当日は不運にも入れ替わりは起きず瀧本人が奥寺さんとデートすることに。デートの行方と、交流していくうち瀧に恋心を抱いていた三葉は瀧に会おうと東京に向かいます。しかし前述の3年のタイムラグもあり、彼女が東京で出会ったのは中学生の時の瀧でした。当然三葉のことを知らない中学生の瀧は彼女に無反応ですが、三葉は思い切って声をかけると自分の髪をゆわえていた組紐を瀧に渡してその場を去ります。この組紐を瀧がずっと持っていたことで後に三葉と入れ替わるようになるわけですね。紐が重要アイテムになるとは“絆”や“運命の赤い糸”でロマンチックです。
 
 3年後、糸守町と三葉の真実に愕然とする瀧はあることを思い出します。三葉の家は糸守町の氏神様・宮水神社で神主の祖母・一葉の下で妹の四葉と巫女を務めてました。糸守伝統の組紐作り、神楽を舞ってから米を噛み自身の唾液と混ぜて升の中にゆっくり吐き出して作る口噛み酒。ある日、三葉と入れ替わっていた瀧が一葉、四葉と山の上にある宮水神社のご神体に三葉が作った口噛み酒を奉納しに行きました。ちなみに、そのご神体のある場所がどうみても隕石のクレーター跡です。道中に一葉が話す伝承も、まだ1回しか見てないのではっきりと覚えていませんが隕石落下を匂わせるものだったような気がします。

 ご神体に向かった瀧は、三葉が作り3年前に三葉になった瀧が奉納した口噛み酒を見つけました。口噛み酒を飲めばまた入れ替わりが起こるのではと推測した瀧は飲んでみると、予想通り3年前隕石落下直前の三葉に入れ替わることに成功します。入れ替わる直前に瀧が組紐を通じての絆から三葉の今までの人生を垣間見ますが幻想的なシーンで美しかったですね。ただ、入れ替わりに成功の感動で号泣し、変な声を上げる姉を心配して様子を見に来た妹・四葉を確認するや「妹だぁー!!」と泣き叫びながらゾンビの如く四つん這いで迫って来る三葉(中身は瀧)は笑ってしまった。姉の奇怪な行動に「ヤバい・・・ヤバい・・・ヤバいよ・・・ヤバい・・・」と呟きながら出ていくのも面白かった。

 隕石落下まで残された時間はあと僅か、三葉となった瀧は彼女の友人たちに呼びかけると隕石落下から住民を安全な場所まで避難させる作戦を計画します。それは発電所を爆破して町中を停電させ自分たちで避難放送するというものですが、いいのか?それってほとんど犯罪じゃないのか?みんなを救うためにはそのくらいの大胆な行動は必要なのか。しかし、最初はSFラブストーリーだったのに、途中からミステリーやサスペンスのようになり、後半は災害パニックのスペクタクル作品になっている。こんな僕好みの展開のアニメ映画だったとは・・・・本当に映画館に行かなかったことに悔いが残ります。

 一方の三葉は現在の瀧に入れ替わり、糸守町の無残な姿と自分が3年前に死んでいる事実に呆然となります。三葉の友人らと避難作戦を準備していた瀧は組紐の力なのかご神体の方角に三葉の気配を感じ取りご神体に向かい、糸守町の言い伝えで夕暮れ時を示す“カタワレ時”に遂に三葉と瀧は願っていた初対面を果たしました。

kimina17080501.png
kmina17080502.png
kmina17080503.png


 今までノートやスマホや身体に文字を書くことでしかコミュニケーションがとれなかった三葉と瀧が、やっとお互いの顔を合わせて話し合えるようになるのは感動的でしたが、対面を果たした2人が他愛もない会話(「胸を揉んだでしょ」「1回だけだよ」)する場面は見てて涙ぐんでしまいました。会話という当たり前の行為をやっと叶えて普通の恋人同士で話し合う三葉と瀧の姿が僕の心に大きく響くものがあり感情が高ぶりました。
 瀧はふたりを繋ぎとめていた組紐を元の持ち主の三葉に返すと、避難作戦の概要を説明し後のことは彼女に託します。最後に今後の再会のためにお互いの名前を手の平にマジックで書こうとしますが、瀧は三葉の手に書けたものの、次に三葉が書こうとした直後に無情にもカタワレ時が終わってしまい瀧の前から三葉の姿は消えてしましました。しばらくして瀧の記憶からも三葉の名前が消えてしまいます。三葉の名前を忘れてしまったことで瀧が悲痛に暮れる姿はさすがに見てて辛いものでした。

kimina17080504.jpg
kimina17080505.jpg


 一方、糸守町に戻った三葉は避難作戦に奔走しながらも瀧の記憶がどんどん薄れていきます。派手に転んだ際に手の平に書かれたマジックに目を向けますが、そこには瀧の名前ではなく「すきだ」と書かれてました。ここですが、瀧はたぶんちゃんと自分の名前を書いたと思います。しかし、歴史修正の力が文字を消してしまった、でも消されずに残った瀧の想いが「すきだ」の文字で残ったのです。瀧く僕はそう信じたい。ここも目頭が熱くなる場面です。「これじゃ、わからにじゃない」と笑って呟いた三葉ですが、奮い立った表情になると再び走り出して町長である父親を説得するために町役場へと突入します。
 その後、彗星から割れた一部が隕石となって糸守町に落下しました。


 数年後、東京に戻った瀧は就職活動を経て社会人になりました。瀧は自分がなぜ糸守町に行ったのか忘れてしまってましたが、糸守町の隕石災害のニュースには興味を持ってました。糸守町は隕石落下で壊滅状態になりましたが、ほとんどの住民は避難によってほとんどが助かりました。瀧がたまたま入ったカフェでは、かつて避難作戦を一緒に行った三葉の友人たちと遭遇。またチラチラとですが東京で暮らす三葉の同級生たち(メガネをかけた花屋の店員など)や、女子高生になった四葉も登場します。
 しかし肝心の三葉が出てこない。焦らす、焦らしまくりすぎるよ新海監督!みんな助かってるのになんで彼女は出てこないだよー!っとフラストレーションが溜まってきたところで、電車に乗っていた瀧はすれ違っていた電車に乗っていた女性に目を見張ります。その女性はもちろん三葉、三葉も瀧の姿を見てハッとした表情をします。
 駅に着くなり三葉と瀧は転がるように電車から降りると、お互いの姿を探して走り回った末にキービジュアルにもあった階段で三葉と瀧は再会。もうふたりはお互いの名前も忘れています、でも相手が自分の一番大切な人であることは覚えている。

瀧  「あの!君のことをどこかで・・・」
三葉 「私も・・・あなたのことを!」 


 「君の名前は?」 

 ふたりの物語は新たなオープニングを向かえて映画は終わりました。

 最初から最後まであまり退屈する場面はなく、ラストは爽やかなハッピーエンドで終わった映画『君の名は。』 テレビや映画雑誌ではひたすら“恋愛映画”と伝えてましたが、いざ見たらラブストーリーだけでないスペクタクルな部分を入ったエンターテイメントアニメでした。これは大ヒットしたのもうかがえる、僕はDVDでの鑑賞でしたが引き込まれて3回ぐらいは涙ぐんでしましました。
 劇中に出てくるRADWIMPSの歌の入り方も絶妙で上手に物語を盛り上げていましたね。僕はエンディングテーマの「なんでもないや」の歌詞に感動しまして好きになりました。

 新海誠監督の作品を見るのは『君の名は。』が初めてでしたが、息を飲むような美しい映像(彗星が流れる星空や、東京の街並みが印象的)と目が離せないストーリーには圧倒されました。
 この夏は新海監督の作品を全部見てみようと思います。また日本を代表するアニメ監督が出てきましたね!
 


 
 
スポンサーサイト

Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
 

~ Comment ~

  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索