ゾンビ超特急 『新感染 ファイナル・エクスプレス 』 感想

ゾンビ超特急 『新感染 ファイナル・エクスプレス 』 感想





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韓国ゾンビ超特急 日本上陸! 

 去年から注目していた韓国のゾンビ映画が遂に日本公開されました!

新感染 ファイナル・エクスプレス

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◎予告編(吹き替え版)





 待望の日本公開とはいえ上映館が少なく気がかりでしたが、僕の地元・静岡県では静岡市清水区のMOVIX清水で上映。
 さっそくMOVIV清水に行って観てきました!


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MOVIX清水があるエスパルス・ドリームプラザにあった巨大ポスター

<ストーリー>

 韓国でゾンビパニックが発生! 混乱は韓国全土に広がるなか、ソウル発釜山⾏きの⾼速鉄道KTXの車内でもゾンビが大量発生。走る密室と化した列⾞の中で乗客・乗員はどんどん増えていくゾンビの群れと戦いながら一路釜山を目指す!


<感想>

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乗務員に演技指導するヨン・サンホ監督

アジアが舞台のゾンビ映画と言えば、去年日本映画で大泉洋さん主演の『アイアムアヒーロー』がありましたが。(素晴らしいゾンビ映画だった!)今度の舞台はお隣の韓国です。ブラピ主演の『ワールドウォーZ』で韓国が出てきましたが、あの時は舞台が在韓米軍基地限定で韓国感がゼロでしたが、今回の『新感染ファイナル・エクスプレス』はちゃんと韓国のゾンビ映画でした。

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主人公ソグのコン・ユ

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ソグと共に戦うサンファ(右)とソンギョン(左)の夫妻

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ソグの娘スアン

 冒頭、物語のファーストゾンビが鹿ゾンビで面食らいましたが、これから起きる惨劇の期待値が上がっていきます。
 主人公はファンドマネージャーのソグは自己中心的で家庭を顧みない仕事人間、妻とは別居状態で幼い娘スヨンともギクシャクな関係。妻がいる釜山に娘を連れていくためソウル駅から韓国の高速鉄道KTXに乗り込みます。

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すべてのはじまりとなった女ゾンビ

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『新感染~』のゾンビ イイ顔してやがる!

 ところが、いざ発進の直前に乗り込んだ怪我をした若い女性、彼女がゾンビになって女性乗務員に襲い掛かったのをきっかけにいよいよゾンビパンデミックが発生!電車内は阿鼻叫喚の地獄絵図となっていきます!
 ただし、肝心のゾンビのでデザインが血管が黒く浮き出て白眼を向いているぐらい(体は血まみれだけど)なのは若干拍子抜けでした。それでも、そんな奴らが団体さんで今やポピュラーのダッシュ系ゾンビで迫って来るのはやっぱり怖い!!
 しかも電車内という密室空間という逃げ場無しの状況で襲い掛かってくるゾンビたちの恐怖感たるや凄まじいものがありました。また電車外の都市の状況も電車内テレビモニターのニュース映像や、スマホなどで見れるネット映像ぐらいでしかわからず、その映像もほとんどゾンビによって社会が崩壊していく様を映したものばかりで乗客・乗務員は絶望感に落とされていきます。

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テジョン駅で待っていたゾンビになった兵隊さんたち

 ゾンビパニックの中で主人公ソグは娘と自分たちだけ助からろうと考えますが、娘スアンは反発、妊婦の妻を持つ正義感の強いサンファにも咎められ徐々に考え方を変えていきます。
 テジョン駅に鎮圧任務の軍隊が待機している知らせが入りホームに降りる乗客。しかし、降りたテジョン駅は不気味な静けさに包まれ壁や床には鮮血がこびりついています。恐るおそる出口へと向かった乗客たちを待ち構えていたのはすでにゾンビになっていた兵士たち!ゾンビの大群に追われながら慌てて電車にUターンする乗客。このテジョン駅のシーンはなかなか怖かったですね。特にゾンビ兵士たちがガラスを突き破って電車の屋根に降ってくるのはゾッとしました。

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ゾンビの群れに挑むサンファ、ソグ、ヨンググの男三人

 なんとか電車に乗り込めたソグとサンファですが、ソグはスアンとサンファは妊婦の妻ソンギョンと離ればなれに。ソンギョンからの電話で彼女はスアンらとゾンビだらけの車両のトイレで立て籠もっているとわかり、ソグとサンファ、野球部員のヨンググも加わってスアンらを救うため男3人はゾンビの群れに突撃します!屈強なサンファは素手、ソグはテジョン駅で拾った機動隊の盾と棍棒、ヨンググは野球部員だけにバット、絶えることなく襲ってくるゾンビを必死に蹴散らして強行突破していく男3人の勇姿には同じ男として見てて熱くなるものを感じました。ただ、ある車両で3人に立ちはだかったゾンビがかつてはヨンググの友人だったため、彼らと遭遇したヨンググがバットを構えたまま震えて攻撃を躊躇してしまう場面は思わず涙ぐんでしまいました。

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エゴ丸出しのヨンソク(右)

 無事にスヨンたちを助け出したソグたちですが、生存者が集まっている車両に行くとドアが閉まっていて中に入れない。生存者の1人でエゴ丸出しのバス会社の常務ヨンソクの仕業でした。このヨンソクはこの映画での一番の悪役であり、とにかく自分さえ助かればいいという利己主義全開の男で、コイツは登場するだけで腹が立ちましたね。しかも、このヤローは自分が助かるために他の生存者を何人も見捨てたり見殺しにしたりと、今までゾンビ映画で疑心暗鬼からエゴ丸出しになってしまう登場人物は数多く見てきましたが、ここまで最悪なエゴイスト野郎を見るのははじめてで呆れてしまいましたね。
 ドアをぶち破って車両には入れたソグたちですが、今度はヨンソクに率いられた生存者たちに「お前らゾンビになるかもしれないからこの車両から出てけ!」と迫られソグたちは落胆して車両を出ていきます。なんでこうなるんだよ!見てて憤ってしまった僕ですが、ゾンビ映画では疑心暗鬼に陥ってしまう生存者は時にゾンビより厄介な存在になるのがパターンです。この映画ではその部分が強烈に描かれていて辛かったですね。まあソグたちに冷たく対応した生存者たちはその後に最悪なしっぺ返しが待ってましたが・・・・。

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ディーゼル機関車にしがみ付くゾンビの群れ

 東テグ駅まで来た電車、しかし先の線路が横転した車両で塞がれてこれ以上は行けない!
 電車を降りたソグたち生存者は運転士が東テグ駅の格納庫で見つけたディーゼル機関車に乗り込もうとするが、四方八方から凄まじい数のゾンビが襲い掛かってきます。ディーゼル機関車の乗り込み再び釜山を目指すソグたち、ディーゼル機関車に殺到し、しがみ付き、引きずられていくゾンビの群れ。何とも言えぬ悪夢のような光景。

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撮影の合間 ソグ&スアンの父娘とサンファ&ソンギョンの夫婦

◎メイキング

 
 まだ公開されて1週間ぐらいなので結末はまだ書かないことにしますが、僕はラストは鳥肌が立ったと言いますか震えるほどに感動しました。ゾンビ映画ファンとして満足できるゾンビ映画だったと思います。
 ゾンビの恐怖は十分描かれてますが、それ以上に良かったのが出てくる登場人物たちの人間ドラマが魅力的でした。父娘愛、夫婦愛、恋愛、友情、それらが全て入っていて登場人物に感情移入できます。
 なお『新感染ファイナル・エクスプレス』はハリウッドでリメイクが決定しているそうです。ハリウッド版はどんな悪夢を見せてくれるのか期待したい。

 ところで『新感染ファイナル・エクスプレス』の前日譚を描くアニメーション映画

ソウル・ステーション/パンデミック

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◎予告編



<ストーリー>

 高速鉄道KTXでゾンビパンデミックが起きる直前、
 同棲する恋人とのケンカで家出したヘスンは夜のソウルをひとり彷徨い歩いていた。同じ頃、ソウル駅では死んだはずのホームレスが生き返って人を襲い、襲われた者もゾンビとなり犠牲者が激増していく。ヘスンが心配になった恋人キウンは、ヘスンの父親だと名乗る男と共に彼女の行方を探そうするがゾンビの群れに逃げ惑うことになる・・・


 映画「ソウル・ステーション/パンデミック」は9月30日より日本公開予定です。
 こちらも静岡で公開してくれないかなぁ



 


 
 

 
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